中古車市場では“事故車”は価格が下がります。事故歴があると、クルマの商品としてのイメージが悪くなり、ユーザーが敬遠するからです。そもそも“事故車”とは、どんなクルマを指すのでしょうか。
一見、事故で損傷を受けたクルマはすべて“事故車”になると思いがちですが、実はそうではありません。
中古車の査定基準では、交通事故や災害などにより、クルマの骨格等に欠陥が生じたもの、あるいは、その修理歴のあるクルマのことを“事故車”と規定しています。
つまり、クルマの骨格部分を交換、修復した場合は、事故歴があるとみなされますが、“バンパーをこすった!”“フェンダーが凹んでしまった!”程度では、“事故車”ではないということです。